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史実は史実として記録しておこう(最終章)

『勝負は時の運』、『運も実力のうち』などと言われるがそれらが全てでは無い。

だが偶然性や運・不運というのは結果を大きく変える要素の一つなのかも知れない。

頑張って努力をしても、その力を発揮する事が出来ない事は否応にある。

それを不運だったと片付けるのは虚しいが現実はよくある事だ。

長良川メモリアルで行われるFC岐阜のホームゲームの雰囲気は大好きだ。

同じ陸上競技場をホームスタジアムに持つカマタマーレ讃岐に長く在籍していた自分の完全な主観になるがメモリアルの方がサポーターとの一体感を感じた。

これまではアウェイとして見ていたFC岐阜はどこか地味なイメージだった。

だが実際はメチャクチャに華やかなのだ。

そして何よりもスタジアムに訪れる人のユニフォーム着用率がとても高い事に驚いた。

不思議な事に選手入場時の「HYPER CHANT」に合わせて緑のタオルマフラーを振り回す光景に何故か込み上げてくるものがあった。

試合中のチャント「誇り胸に」もそうだが、どちらも歌詞が良く、感情移入してしまうのだ。

自分たちは応援されていると感じられる。

そんな雰囲気で行われるホームゲームは背中を押される感が相当強く、居心地の良いホームスタジアムだった。

強くなったわけでは無いが少しずつ勝ち点を重ねられるチームに変わってきた。

だが、安定した戦いが出来ないのは一向に変わらなかった。

このチームには自由と規律のバランスが不安定だったのだ。

ある程度、自由を与えると良い時は良いのだがリズムが悪くなると勝手なプレイになってしまう。

もともと守備は組織だったものでは無かったのでタスクを多く与えると、途端に守備一辺倒になり前線が孤立してしまった。

それでも大きく調子を崩す事なくギリギリの戦いを続けた。

残留の為には6点ゲームとなる直接対決を制しなければならない。

ジェフ千葉に2対2で引き分け、19位まで勝ち点差を4まで縮める事に成功した。

いよいよ次は直接対決、アウェイ鹿児島ユナイテッド戦だ。

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